ゴリ推し

武井咲の倍返しは五寸釘という恐怖

2015年09月19日

倍返しよりも怖い五寸釘




さて、剛力彩芽に対する極私的分析は昨日書いた通りですが、

他のオスカー所属女優と大きく扱いが違うところが1点ありました。



それは…



バラエティ番組でMCを務めてること。


しかも、2本。


米倉涼子とか上戸彩がバラエティ番組にパブリシティとしてゲスト出演することはあっても、

MCはあまり記憶にありません。


まー、女優としてブレイクする前の米倉が司会を務めた「夜もヒッパレ」(日本テレビ系)くらいかな。
あと、武井咲も「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ系)の隔週レギュラーやってたか。


剛力彩芽は人気絶頂時から

「奇跡体験!アンビリバボー」と「GO!オスカル!X21」(テレ朝)の2本やってます。


「GO!オスカル!X21」なんて事務所の後輩を育成する番組ですから、

いわば面倒見のいいお姉さんという立ち位置だけど、X21のメンバーはそれぞれソロ活動もしてるから、

剛力彩芽がいなくても…って感じ。


ちなみに、X21とは第13回全日本国民的美少女コンテストのファイナリスト21名(現在は1名卒業して20名)

で構成される次世代の女性アイドルユニットで、すでにシングル4枚、アルバム1枚をリリース。
全員10代で、美少女コンテストでグランプリを受賞した吉本実憂がリーダーを務めてます。


いわば出向みたいなもんかな(笑)


米倉、上戸、武井の3名にはバラエティに出てもそんなにタレントイメージが付いてないけど、

剛力彩芽はまず名前のインパクトもあって、つかみはOK!


そのせいでタレント色がついちゃって、芸人にとっても遠慮せずにいじりやすく、

それが女優としてのスペシャル感をスポイルしてしまってるのかもしれません。



ゴリ推し=露出過多のプラス作用とマイナス作用



どんな端役でも、終わってみれば何か「印象に残る」ような俳優はなんぼでもいますが、

俳優としては主役よりも断然プラス作用が大きい。


でも、無名の俳優ばかりでドラマや映画を作ったとしたもヒットは見込めない。
よっぽど脚本が面白いとか、口コミで特に女子高生の間で広まるとかなければ厳しい。


映画「ガールズステップ」が大コケしたのはその部分の戦略に失敗したことも大きいですが、

ゴリ推しでそんな作品に出演してもメリットはありません。
むしろマイナス効果の方が大きいかな。
 
プラスといえば名前と顔が一気に売り出されるからオファーが殺到し、

将来を見据えた仕事を選べるようになること。


自分のやりたい仕事だと高いモチベーションで臨むから、それだけ作品に気持ちも入り込める。


武井咲のフィルモグラフィーを見ると、好きな作品を、演じたい役柄を選んでるとはとても思えず、

事務所から与えられた仕事をやってるだけなんじゃないかな。


コメディタッチの明るい役を演ったと思ったら、次は寡黙なヒロインだったりして、

ブレブレのキャスティングから彼女の方向性と育成法が全然見えない。


経験が何よりも演技力の自己ブランディングになるから、

たくさん出ればそれだけ上手くなるかもしれないけど、今の時代、あきられるスピードも超速いから、

露出過多は裏目に出やすい。


だから、ゴリ推しは嫌われる傾向にあります。



武井咲、剛力彩芽、忽那汐里


平成のオスカー3姉妹と呼ばれた時期もあったのに…



奇しくも武井咲はTAKAHIRO、剛力彩芽はAKIRA、忽那汐里はMAKIDAIと共演歴あり(笑)
映画「ホットロード」で三代目J Soul Brothersの登坂広臣と共演した能年玲奈といい、


ひょっとして元凶はすべてEXILEにアリ!?


炎上した武井咲主演の「エイジハラスメント」は大目に見てあげて~。


低視聴率といっても真裏の蓮佛美沙子主演ドラマ「37.5℃の涙」よりも全然いいんだし、

実は「リスクの神様」とか「探偵の探偵」「表参道高校合唱部!」といった話題作よりも上なんだもん。


たまたまテレ朝木曜21時といえば「ドクターX」「DOCTORS」「アイムホーム」などの高視聴率ドラマが続いてるだけで、当たり外れが多い枠。


最近では天海祐希主演の「緊急取調室」とか個人的には好きな作品が多い枠でもあります。
まー、「倍返し」よろしく「五寸釘ぶちこむぞ」なんて決め台詞はちょっと狙いすぎだけどね。



テレビ朝日とオスカーがズブズブの関係なのは有名。
そもそもこの枠は武井咲、米倉涼子と上戸彩が築いてきた歴史なんだよね。
金曜ナイトドラマも剛力彩芽と武井咲の主演率高し。



来年公開の映画「テラフォーマーズ」実写版も武井咲主演だけに不安。


やっぱゴリ推しはやめよう。



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剛力彩芽が消えた!?

2015年09月18日

ゴリ推し終了!



いやいやいや、まだ終わらない。



少し前の話になりますが、


「これからは女優業を少しお休みして歌詞一本に専念します」


と、剛力彩芽がテレビ朝日系の音楽番組「ミュージックステーション」で発表しました。



ちょっと残念なような…でも、この決断の勇気には拍手を送りたい気分。



剛力彩芽


オスカープロモーション所属の女優。


このところドラマでも映画でも出演すれば何かとバッシングされる存在。



確かに、剛力彩芽が“持ってない”と言われるのは悲しいかな、数字がその事実を証明してます。

テレビ東京で同じ事務所の福田沙紀とW主演した「IS〜男でも女でもない性〜」では

平均視聴率2.4%というとんでもない数字を叩き出しました。
その中でも第4話の1.5%はこの時間帯だったにしても今後も破られそうにない数字かな。
インターセクシャル(半陰陽)を扱った画期的なドラマだったんですけどね。


連ドラ初主演となった記念すべき「ビブリア古書堂の事件手帖」では

最終回の視聴率が8.1%という月9史上最低視聴率を記録。

(ちなみに奇しくも準主役はAKIRAで、事実上月9の終わりの始まり)


「あすなろ三三七拍子」では平均視聴率5.2%で途中打ち切り。

重松清の人気小説が原作にしてはまさかの大コケ。


こうなったらもう“負”の勢いは誰にも止められず。

その後は何をやっても結果が出ない“低視聴率の女王”というレッテルを貼られちゃいました。


映画では「ガッチャマン」「黒執事」「L♡DK」がことごとく惨敗。


とくに「ガッチャマン」は世界観をねじ曲げた脚本とリスペクトが感じられない演出がどうにも酷くて杜撰で、
興行的な大惨敗の要因はほぼ2点に尽きるのに、
日テレの記念事業だっただけに、批判の矛先はすべて剛力彩芽の中二病的演技に集中。


さらにはヒロインの吹き替えを担当した「プロメテウス」
「X-MENフューチャー&パスト」まで惨敗したもんだから、
すべて剛力彩芽の責任に押しつけられ、大人の理不尽な「剛力は使えない」キャンペーンが始まりました。


松坂桃李主演で綾野剛、鈴木亮平が脇を固めてたガッチャマンが大コケしたのは痛手だったかな。


うぅ、フォローできない…



これだけの事実を残してるから、全く責任がないとは言い切れない。


でも、藤ヶ谷太輔と北山宏光というKis-My-Ft2の2枚看板が主演したドラマ「ビギナーズ」でも

平均視聴率7.2%だから、単純に剛力彩芽だけが悪いわけでもなさそうだけどね。



演技の上手い下手なんて評価の基準がないわけだから、すべて印象でしかない。


誰かが言い出したら、ある意味その評価が基準となってしまいかねない。


演じる役とか作品とのマッチングもありますが、評価としてはその作品がすべて。


一方で…


単純にアンチが増えれば増えるほど視聴者はそのドラマなり映画なりをハナから興味を持たなくなる。


その結果、視聴率が悪くなるのは必然。


ましてやジャニーズとの共演で逆恨みでもされようもんなら“敵”の数は増えるし、
熱愛報道でもあったりしたらもう致命的で、芸能界的にアウト!
(それで業界から消えた女優とか女性タレントは枚挙に暇がありません)


今の剛力彩芽の立ち位置はそんなところじゃないかな。


ゴリ推しといえばオスカーであり、オスカーといえばゴリ推し

「この子を売り出す」と決めたらパッケージ販売によって顔と名前を同時セールス。



ドラマ「アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜」では武井咲と剛力彩芽
「Wの悲劇」では武井咲と福田沙紀と剛力彩芽と森田彩華
前述した「IS」でも剛力彩芽と福田沙紀


要するに売れてる女優の出演作にこれから売り出したい若手女優をセットで売り込む手法。



ま、これは超有名どころでいえばジャニーズ事務所の常套手段でもありますけどね。



個人的には「私の嫌いな探偵」で見せたコメディエンヌっぷりなんて毎回見ていて楽しかったし、
「未来日記-ANOTHER WORLD-」とか「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」なんて
脚本的にも面白かったけどなー。
 
ただ、現状の立ち位置があまりにも不遇だから、
ここらでちょっと一休みして、歌手に専念するというのは悪くない。


うまくいけばレッテルも返上できるかもしれないしね。



デビュー当時に見せたヒップホップダンスの上手さは衝撃的でした。

それを最大限に活かしたのが歌手業におけるユニークで独創的でキレのあるダンス。



友達より大事な人(“プロペラダンス”)


あなたの100の嫌いなところ(“ガオガオダンス”)


くやしいけど大事な人(“ラケットダンス”)


相合傘(“Aダンス)



CDが売れない


音楽番組は淘汰される一方

そんな時代にあえて飛び込んでいく剛力彩芽の決断にはエールを送りたい。

余談ですが…

松坂桃李も意外と“持ってない”俳優なんですよね

また機会があれば取り上げます。

 

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プロフィール

つぶやきひろみ

テレビ大好き、映画大好き、ドラマ大好き、音楽大好き、エンターテインメント全般大好きで、主な出没地は映画館とライブハウス、カフェ♪
ガンバ大阪サポーターでもあります。

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