M-1

M-1 準決勝の審査員は見る目なし

2015年12月11日

見る目ないM-1準決勝審査員


やっぱり敗者復活戦のシステムっておかしいよね。


おぎやはぎ


一度敗れたわけで、
その段階で決勝進出に相応しくないと審査員に判断されたわけで、
そんなコンビが敗者復活戦から再び勝ち上がって、


挙げ句は優勝をかっさらう。


一見チャンスを与えているように見えますが、
圧倒的に有利なアドバンテージをもらってることにもなるだけに、
このシステム、実は公平性を欠くんです


敗者復活戦を勝ち上がるのも大変だろうけど、
審査員によって優劣が変わるというのもおかしなことなんだよね。


ま、「面白い」かどうかの基準は人それぞれだから、
準決勝と決勝の審査員が違うだけで必ず起きる話でもあります。


10日深夜放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」でおぎやはぎの矢作兼が、
「M-1グランプリ2015」の準決勝審査員に苦言を呈しました。


6日夜に5年ぶりの開催となった漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2015」


今年は3472組がエントリー。
その大激戦を勝ち抜いたのは敗者復活戦から見事甦ったトレンディエンジェルでした。


トレンディ


この優勝パターンは「M-1グランプリ2007」で優勝したサンドウィッチマンと同じで、
敗者復活戦から決勝に進出してくるコンビは勢いがあり、
元々ファイナリストに選ばれているコンビも警戒するほど。


矢作は



「敗者復活からの優勝ってある程度勢いとかもあるから、まぁまぁ良いとは思うんだけど、『それまでの審査員なにやってんだ!?』っていう話なんだよな」「優勝するヤツを落としてるんだよ、そもそも」


と口撃。


そして、



「誰が(審査員を)やっているのかは知らないけど、作家さんとか色んな人が何人かでやっているんだろうけど、審査員の人達はどういう心境なんだろうね。トレンディエンジェルが優勝した時。オレが審査員だったら、やべぇと思うよ。だって見る目ないじゃん。落としちゃってるんだから」



と準決勝で落ちたコンビが優勝するということは審査員の責任問題だと指摘。


「優勝するヤツ落とすってありえる?」


と相方の小木博明に尋ねると、
小木は


「まぁ、ありえない。ただ、そのとき調子悪かったとかあるんじゃないの!? 一発勝負だからさ」


と説明。


「たしかに水物だからね…」


と矢作はめずらしく小木に諭されていた。


確かにその通りなんだけど、


コンテストはあくまで一発勝負の舞台
予選敗退で調子が悪ければそれはそれで終わりなんです。


運も実力のうち”なんていうくらい、
すべてがパーフェクトに近い状況が揃わなければ優勝なんて不可能だし、
決勝進出者でさえ、1stラウンドとファイナルラウンド、
その2本がピタッと合わなければ1stラウンドで敗退の憂き目にあう。


そんな緊張感があるからこそ、
芸人にとってM-1は最高峰に位置する目標であり、
すべての芸人が死に物狂いでネタ作りをしてタイトルを狙いに来てるわけです。


トレンディエンジェルを批判するつもりはさらさらないんだけど、
一度予選で落ちたということはゲームオーバー。
リセットできない戦いなんで、あくまで準決勝でいちばん面白かったコンビのはず。



なんか違和感が拭えないまま…




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M-1 トレンディエンジェル優勝で問う漫才の定義

2015年12月08日

漫才の定義


6日に開催された「M-1グランプリ 2015」はトレンディエンジェルが優勝。
見事11代目チャンピオンに輝きました。


SN00032


しかし、あれは漫才と言えるんだろうか…。


M-1はその名の通り、
漫才師の日本一を決めるコンテスト。


M-1の復活は正統派の漫才を主流に戻すひとつのキッカケで、
ネタのスピードよりもボケとツッコミの数よりも、
“ベシャリ”の質が問われる王道のコンテストだったはずです。


それが…結果は違った。


どのコンビよりも圧倒的に場の空気を支配したトレンディエンジェルが制覇し、


どのコンビよりも圧倒的に漫才師らしかった銀シャリは準優勝止まり。


少し振り返ってみますが、


1stラウンドを終えて決勝戦のネタ順が決まった段階で、
この結果は予想できました。


ジャルジャルはコントに近い。


だから、M-1の舞台には合わないと思ってましたが、
予想以上に漫才していて、しかも、後半に畳みかけていく流れも抜群にうまかった。


コントのいい部分を漫才とうまくマッシュアップさせた感じ。
1stラウンドの1位通過は当然。


ただ、決勝戦よりも1stラウンドに全力投球だったので、
もともとネタ数も少ないだろうから、決勝戦ではそのまま爆進できずに大失速。


完成度の高いネタを2本やらなきゃ優勝はできないので
ホームランと三振ではなく、2打席とも長打を続けなければ勝てません。


銀シャリは安定感抜群で1stラウンド3位通過でしたが、
決勝戦のネタ順ががトップバッターだったのはかなり不利でした。


観客もひと呼吸おいてからの決勝戦。
まずは自分たちで場の空気を作る必要性がありました。

正統派の漫才が最大限に笑いを生み出すには出番が遅い方がベター。


でも、トップだったことで守りに入ってしまい、
1stラウンドのようなキレ、勢いもツッコミの力もやや劣ったかな。

最初から空気が温まってたらネタも変えてきたと思いますが、
コンテストで優勝するにはネタ順という運の要素も味方につけなきゃいけないわけです。


1stラウンドを敗者復活戦から勝ち上がってきたトレンディエンジェルにとってはすべてラッキーで、
すでにテンションMAXの空気が出来上がってる場で、失うものは何もない戦い。
全力を出し切ればラストバッターの強みはフルに活きていきます。


笑う準備が十分な観客


加点率が高くなる審査員


1stラウンドは審査員がトップバッターからわりと高めの点数をつけていたから、
そこを審査基準にして、上手い下手や面白いかどうかで加点減点するもの。


100点以上は絶対あり得ないわけだから、
今回の場合はネタ順が後ろほど得点が上がっていくのは目に見えてました。


つまり、高すぎた審査基準の修正が必要だったため、
後ろのコンビが面白ければ面白いほど加点していかなければ不当な評価になってしまいます。

本来、芸人としてはそんな審査はされたくないわけだから、
自分がそんな審査をするわけにはいかない。


これがコンテストでなければ爆笑レッドカーペットみたいに満点ラッシュでもいいんだけど、
漫才の頂点を決めるからにはそういうわけにもいかなかったのは明白。


全力疾走した後の決勝戦では2番手という最も有利な立場。
銀シャリが作った空気に乗っかり、ラストのジャルジャルにプレッシャーをかけられる。

そして、観客の反応が審査員の評価にも影響を与え、
結果として本来の実力以上にポテンシャルを引き出すことができて、
M-1グランプリ2015のすべてを支配しました。


もちろん、トレンディエンジェルは面白かったと思うんですが、
果たしてこれが漫才と言えるんでしょうか?


トリッキーなネタは瞬間的な笑いを生みますが、
過去のM-1を振り返ってみても、色物扱いで終わってる気がします。
トレンディエンジェルもそうならなければ良いのですが…


銀シャリが決勝戦で畳み掛けるようにヒートアップしていけば…と悔やまれます。


M-1グランプリ優勝予想


番組的には引っ張りたい気持ちもわかりますが、
敗者復活戦の勝者は最も不利なトップバッターであるべきだと思ったM-1でした。


最終決戦結果


中川家・礼二:トレンディエンジェル
ますだおかだ増田:トレンディエンジェル
フットボールアワー岩尾:銀シャリ
ブラックマヨネーズ吉田:トレンディエンジェル
チュートリアル徳井:銀シャリ
サンドウィッチマン富澤:トレンディエンジェル
NON STYLE石田:トレンディエンジェル
パンクブーブー佐藤:トレンディエンジェル
笑い飯・哲夫:ジャルジャル


最終順位


1位トレンディエンジェル(825点 / 1stラウンド)
2位 銀シャリ(818点 / 1stラウンド)
3位 ジャルジャル(834点 / 1stラウンド)
4位 タイムマシーン3号(816点)
5位スーパーマラドーナ(813点)
6位 和牛(806点)
7位メイプル超合金(796点)
8位 馬鹿よ貴方は(791点)
9位ハライチ(788点)


ちなみに、今大会の審査員は歴代王者が務めました。
(2004年王者のアンタッチャブルを除く)


中川家・礼二(M-1グランプリ2001年王者)
ますだおかだ・増田英彦(M-1グランプリ2002年王者)
フットボールアワー・岩尾望(M-1グランプリ2003年王者)
ブラックマヨネーズ・吉田敬(M-1グランプリ2005年王者)
チュートリアル・徳井義実(M-1グランプリ2006年王者)
サンドウィッチマン・富澤たけし(M-1グランプリ2007年王者)
NON STYLE・石田明(M-1グランプリ2008年王者)
パンクブーブー・佐藤哲夫(M-1グランプリ2009年王者)
笑い飯・哲夫(M-1グランプリ2010年王者)


9名のうち、増田と富澤を除く7名がよしもとの芸人。
審査員はネタを作ってる側が中心だけど、礼二以外は全員「ボケ」担当。


笑い飯はダブルボケ、ダブルツッコミですけどね。


ちょっと偏ってる感も否めません。



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プロフィール

つぶやきひろみ

テレビ大好き、映画大好き、ドラマ大好き、音楽大好き、エンターテインメント全般大好きで、主な出没地は映画館とライブハウス、カフェ♪
ガンバ大阪サポーターでもあります。

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